書くことで人生は変わらない。でも「見え方」は確実に変わる
正直な話をします。
文章を書いたからって、
人生が劇的に変わるわけじゃない。
例えば、、、、
明日、急に収入が上がることもないし、
悩みが一掃されることもない。
人間関係が魔法みたいに良くなるわけでもない。
書いたからといって、
正直言って、現実はあまり動かない。
残念ながら、これはジジツ。
これが現実。
それでも、書く人が後を絶たないのはなぜか?
そう言いましたか?。
その答えは単純で、
世界の「見え方」が変わるから。
少なくとも私はそうです。
人生そのものは変わらなくても、
自分と世界の距離感が変わる、、、
みたいな感じ。
で、
これが、地味だけど強烈な変化だ。
書き始めると、
人は出来事とか経験、感情をそのまま通過できなくなる。
- なぜ、あれに腹が立ったのか
- なぜ、あの言葉が引っかかったのか
- なぜ、今日はやけに疲れたのか
こんな脳内会話が、
勝手に立ち上がってくる。
文章を書く以前だったら、
「まあ、そんな日もある」
で流していたことが、
一度、足を止めて見られるようになる。
これが、見え方の変化だと思うし、
これが地味に、
だけど強烈に人生に効くんです。
書いていないときって、
感情をだいたい雑に扱ってません?
例えば、
イライラ → 忙しいから
モヤモヤ → 気のせい
違和感 → 考えすぎ
そんなふうに、原因すらも考えずに、
湧き上がった感情を片付けてしまう。
でも書くようになると、
こうはならないんです。
「なぜ?」
「どこで?」
「何に?」
感情を、
ちゃんと意味を持つものとして扱えるようになる。
それだけで、
世界は少しだけ違って見えてくる。
で、
よく勘違いしてしまうのが、
書くことで前向きになれるかもしれないってこと。
わtらし自身の体験としては、
逆かもしれない。
特に書き初めの頃って、
- 情けなさ
- 嫉妬
- 自己嫌悪
- どうしようもなさ
- 恥ずかしさ
こういうものが、
ハッキリ見えるようになるんです。
それで、なんか「わ〜〜〜〜〜(//∇//)」とかなったりして。
でもそれは、
落ち込むとこじゃない。
いあるな自分を知って、
誤魔化さなくなるために必要な儀式。
人生が苦しい理由の多くは、
出来事そのものじゃないと思うんですよね.
や、
出来事そのものが苦しいって場合もあるんですけど…。
出来事を、どう受け取ったか?
これが、苦しさの大きな原因だったりするんだと思う。
「大好きなあの子にフラれた」
この出来事自体というよりは、
昨日までの関係に戻れない
大好きな子に受け入れてもらえなかった
一番そばにいられる存在になれる可能性がなくなった
みたいな、、、
感じ方、受け取り方の方が苦しさの原因だったりする。
ただ、
もっと苦しいのは…
「何が起きているのか分からない」
って状態。
言い換えると、
「どう受け取っていいのか分からない」
状態。
この状態は、人を消耗させる。
大好きな彼女にフラれた、、、、
「え?何が起こってるの?」
って感じで。
そんな時、
書くことで起きる変化は、ただひとつ。
自分の中で何が起きているかが、分かるようになる。
それだけ。
でも、
それだけで人は踏ん張れる。
自分が受け取るべきものを、
自分がどう感じたのか?
それがわかるだけで、
そしてそれを言葉にできるだけで、
人は救われるんです。
ところで、、、
面白いことがあります。
書き続けていると、
同じ失敗をしている自分に気づく時があります。
同じ場所で怒り、
同じところで我慢し、
同じパターンで疲れている。
そんな時、人生は何も変わっていないように思えてしまう。
でも、構造が見える。
文章を書くことで、
自分の感情を俯瞰して見られるようになるからです。
これは大きな進歩。
これが見えるようになると、
選択肢が生まれる。
同じ道を行くか、
少しだけ外れるか。
書くことは、
その分かれ道を照らすライトみたい。
だからって、
人生がごっそり変わったりはしない。
ほんの少し、昨日より気分良く過ごせたり、
ちょっぴり、イライラする自分を抑えることができたり。
そんな程度のことなんです。
だから、
書くことで人生を変えようとしなくていい。
というか、
文章を書くことに、あまりに大きな期待を寄せるべきではない。
成功のためとか、
成長のためとか。
それもいいんだけど、
それを目的にすると、
たぶん続かない。
だから、
もっと小さくていい。
- 今日、何に引っかかったか
- なぜ、あの一言が残っているか
- 何を我慢したまま一日が終わったか
それを書くだけでいい。
もちろん、人生は変わらない。
でも、
自分の立ち位置は確実に変わる。
見え方が変わると、
選び方が変わる。
選び方が変わると、
少しずつ現実も変わる。
これは、
あとから効いてくる変化なんです。
「あ、なんか変わったかも」
みたいに、
ふとした時に気づく変化。
派手じゃない。
でも、
確実な変化。
だから私は今日も、書く。
人生を変えるためじゃない。
自分が
どこに立っているのかを、
何を受け取って何を思ってるのかを、
見失わないために。
